夫の今年の目標は、3000m峰を制覇する。最後の山が、御嶽山!
1人寂しく、登山口のある濁河温泉まで運転
穂高連峰登山後、温泉に入りコンビニで食料を調達して(夫のお酒とあては必需品)、御嶽山の登山口の駐車場へ。
途中、ガソリン入れる?と夫に聞くと、まだ大丈夫。御嶽山の帰りに入れたらいいよとの事。
夫は、早速車中宴会からの爆睡。息子も登山の疲れから爆睡。
登山口にむかうので、当然街の明かりも遠ざかり、対向車もなく真っ暗な道路をナビを頼りに一人で3時間程運転。
登山口駐車場には、数台の車が止まっていました。
爆睡している夫を叩き起こし、車中泊出来るように車のシートを倒し、マットやカーテンをセッティングしてもらいました。
もう、一刻も早く寝たい……
パパとの寸劇
少しの不満を押し込んで翌日の登山に備え、爆睡しました。
車のドアを閉める音に目覚めると、5時前。
周りの車中泊の登山者の方達が、活動を始めていました。私達も起きて準備を始めました。
登山口の駐車場の近くには、トイレが完備されてて、とても美しいバイオトイレでした。
登山口には、朝早くから登山パトロールの方が来られており、登山届以外に住所や名前、電話番号を記入させられ、装備品やヘルメットの有無など細かく聞かれました。
その時、どちらまでと聞かれ、夫が「剣ヶ峰で日帰りです」と答えたときのパトロールの方の表情と「気を付けて行ってらっしゃい」とおっしゃってくれた声色に違和感を覚えつつ登山をスタートさせました。
日帰り剣ヶ峰
登山道には、100m毎に42の看板があり、山頂まで後いくつと、息子共々楽しく、お昼に担々麺食べようねとモチベーション高く登っておりました♡
ついに、看板が最後の一つになり頂上と思いきや、なんかへん?
先にまだ山が見える。
なんと、看板の頂上は飛騨頂上で3000m峰の剣ヶ峰山頂じゃない!!
ここがゴールじゃないと知ったときのショック。。
小さい赤丸が飛騨山頂。大きい赤丸が目的の剣ヶ峰。
夫は山頂が違うと知っていて黙っていたに違いない。
さすがに2日間アルプスを歩いた身体にはきつすぎる。
私も息子も一気にテンションがダダ下がり……
パパとの寸劇
山の上にこんな美しい湖があるのかと感動するも、ハイテンションな夫の態度にイライラ。
担々麺の食べれる二ノ池ヒュッテ
やっとやっとの思いで、お店に到着し、順番に並ぶと、目の前で今日の担々麺は売り切れました~(T_T)
10時オープンで、10時30分には売り切れ。
なんてこったー
担々麺以外のメニューは、デザート系(お汁粉とクリームブリュレ)とビール、コーヒー等の飲み物しかなく、仕方なくカップ麺をいただき、デザートにお汁粉、クリームブリュレをいただきお腹を満たしました。
それにしても、周りを見回すとすごい人ごみで、軽装の方もいらっしゃって、どこから登山されてきたのか不思議に思っていました。
夫の話では、御嶽山にはロープウェイがあるが、出発時間が遅く担々麵の開店時間に間に合わないから、濁河温泉登山口から早朝から登山すると言っていたからです。
後日、山友達から濁河温泉登山口からは御嶽山まで距離が相当長くハードなコースとのこと。
剣ヶ峰に行くなら御岳ロープウェイ(黒沢口)コースか大滝口コースが一般的
【黒沢口コース】参考タイム上り:3時間40分・下り:2時間30分 往復距離7.8㎞
【大滝口コース】参考タイム上り:3時間・下り:1時間50分 往復距離7.4㎞
【濁河温泉口コース】参考タイム上り:5時間20分・下り:4時間 往復距離13.5㎞
だから、登山パトロールの方の対応が違和感あったんだなと納得しました。
夫に騙された。。
私はあんまり登山に興味がなく、いつも夫が計画して実行するのについていく状態。
こんな目にあわされようとは。
前日の穂高連峰登山も大変なコースだったのに。
無事登頂し、夫の3000m峰は達成されました。
やれやれ、これで登山から解放される♪
この後、和歌山の自宅に向かって車を走らせるが、登山口から高速入口までが遠く、ガソリンスタンドもなく、御嶽山に行く前にガソリンどうする?って聞いたのにーとハラハラドキドキのドライブでした。
後部座席で一人車中宴会から爆睡の夫と、運転変わるよと言ってくれる優しい息子♡
高速で1時間ほど、息子が運転を交代してくれたけど、免許取り立ての息子の横で寝る度胸はなく、一人皆が寝ている間ひたすら運転し帰宅しました。
帰宅時刻はAM3時。
もちろん翌朝(当日)は出勤です。
私が壮絶しんどい家族旅行でした。。
いつか夫に仕返ししてやると心に誓う妻なのでした。
整理収納アドバイザー 寺岡麻帆