2024年6月8日に、ハイキング中に転んで右足首を三果骨折しました。入院中や手術、リハビリの事、社会復帰まで綴りたいと思います。
骨折の経緯はこちら↓
3分の1荷重がスタート
ギブスが取れて、1週間。やっと医師の許可がおり、右足に体重をかけれるように。
リハビリする前に痛み止めをもらい、どんだけ痛いんだ⁈と戦々恐々。
手術から4週間後、すっかり慣れた松葉杖で、リハビリ室に行き、体重計に右足を乗せて、自分の体重の3分の1(私の場合15〜16Kg)をかけていきます。
おっかなびっくり、歩行訓練のバーに掴みながら右足を体重計に乗せます。今までの松葉杖生活で、足の重心が左足にかかっているので、体重計に右足を乗せても上手く体重がかけられません。
PT(理学療法士)さんに、「骨は大丈夫だから、ぐっと体重乗せて。」と言われ、えいやーと気合いをいれて乗ったら、いけました。
クララが立った!って状態です(^O^)
何度か挑戦して、感覚で荷重が掴めたら、歩行訓練バーに掴まりながら、歩きます。そろりそろり、へっぴり腰の歩きかたです。
慣れてきたので、松葉杖で練習です。
ところが、松葉杖になったとたん、今までどうやって歩いていたのか全く分からなくなったのです。左足を軸に、松葉杖と右足を一緒に出すというのを教えてもらい、なんとか歩けたのです。
歩行練習と並行して、PT(理学療法士)さんからマッサージを受けるのですが、曲がらない足首をぐっと押されながら、少しずつ負荷をかけられます。痛みが我慢出来ない程ではないけど、額に汗が浮かび、手がシーツを握りしめていました。
リハビリの内容
- 超音波
- 足のマッサージ
- ローカ4往復
今までは、階段の往復もあったのですが、3分の1荷重では、危険と言う事でなしになりました。
荷重をかけての松葉杖歩行は、今までより歩幅が小さく、ゆっくりとしか歩けません。
エレベーターに乗る時など、ちょっと焦って、急ごうとすると、途端にバランスを崩して転けそうになります。(PTさんが支えてくれるから大丈夫ですが)
足首は曲がらないし、松葉杖歩行も上手くいかないし、車の運転ももちろん出来ない。
こんなんで、本当に会社に行って仕事が出来るのかと、かなり落ち込みました。早く職場復帰しなきゃと思うけど、足を下に降ろしているだけで、足が腫れてズキズキします。入院中だから、無理せずすぐにベットで横になれますが、職場ではそうもいきません。すっかり自信喪失です。
2分の1荷重
3分の1荷重から1週間後、手術から5週間後に2分の1荷重になりました。
支え無しで、ついに自分の足で立つ事が出来ました!両方の足に体重の半分ずつを乗せます。どうしても左足に重心が偏るので、気持ち右足の方に体重を多くかけるようにするといい感じで真っ直ぐ立てるように。
自分の足で立てると、そのまましゃがむリハビリがスタートしました。両足のかかとを床につけたまま、三角座りをするようにしゃがみます。右足のかかとが浮いてくるのをPTさんに注意され、背中を押されながらしゃがみます。
他人のPTさんだから、歯を食いしばって我慢しましたが、本当はPTさんを突き飛ばして逃げたいくらい、辛かったです。
自分じゃ出来ない
固まってしまった足首を曲げるのが、こんなに大変だとは思いませんでした。
しゃがむだけなのに、クーラーの効いた室内で汗がふきだし、息を止めた状態で一刻も我慢出来ない辛さを、まだまだと言われリハビリを続けさせられる。優しくて親切なPTさんが鬼か悪魔に豹変した瞬間でした。
自分じゃ無理だな。夫にされたら、間違いなく蹴りをいれてる。
元のように動けるためには、必要なリハビリだと頭で分かっていても、身体と心が拒否する。ちょっと右足をずらして、行儀悪くヤンキー座りにするとしゃがめるんですよ。
もうこれでいいんじゃないって、弱い私がささやく。
PTさんにも、「日常生活を送るにはこれでもいいけど、骨折する前の足に戻さないとダメですよ。」
- かかとの上げ下ろし 30回×2回
- しゃがみこみ 2回
新たに、リハビリが追加されました。
入院して、毎日PTさんにリハビリされるので、頑張って続けられたけど、自分1人じゃとても無理。
スポーツ選手がケガから復帰される努力と忍耐にただただ尊敬しかない私です。
整理収納アドバイザー 寺岡麻帆