この春から一人暮らしを始めた、社会人の娘。家事嫌いで片付け苦手娘のために、少しでも、家事がしやすく、片付けが苦にならないように、キッチンを整えました。
開き戸のシンク下収納
賃貸のキッチンは、一人暮らしには贅沢なシステムキッチンですが、コンロが3口あり、その分、シンクが小さく、調理スペースもコンパクトです。そこに食洗機も置くと言うのですから、モノは極力仕舞って、調理スペースを確保しなければいけません
シンク下の扉を開けたところです。奥には、水道管があり、左側の扉の内側には、包丁入れがついています。この包丁入れの厚み分も考慮して収納を考えないと、扉が閉まらないという事態になります。
シンク下は、水道管や排水管があるので、それらを避けて、なおかつ、開き戸の高さを生かした収納を考えました。
シンク下に収納したいモノは、リビングで使いたい、BRUNOコンパクトホットプレート鍋セットと真後ろにあるオーブンレンジ用グリル皿、水を使うのに必要なボウル、食器洗剤やスポンジ、ポリ袋など、娘の動きや使用頻度に合わせて収納を組み立てていきます。
ニトリの収納棚
シンク下収納に使った棚は、ニトリの伸縮フリーラック クラネです。文字通り、伸縮してあらゆる空間にフィットし、組立も簡単です。お値段も2,000円以内でお手頃。
このラック、洗面所の下用収納なんですが、このシンク下にサイズがピッタリだったので、採用しました。
上段には、同じくニトリの整理ボックス クラネロータイプを置き、細々した、お掃除シートや替えのスポンジ、ポリ袋などを収納しました。
下段は、ホットプレート。ホットプレートの横は、今回だけ家から持って来たお米を入れています。お米は湿気に弱いのでシンク下は御法度ですが、家から持ち込み過ぎて炊飯器下の5キロ入る米びつからあふれたので、タッパーウエアの湿気ないタッパーにあふれた分のお米を入れてお茶を濁しました。
一人暮らしにホットプレートは必要か?
一人暮らしにホットプレートって必要?と思われるかもしれませんが、料理苦手の娘ですが、関西人らしく「たこ焼き」は大得意。岡山県で大学生活を送っていた時から、友人を呼んで「たこパー」(たこ焼きパーティの略)と「鍋パー」(お鍋パーティの略)は、度々開催していたようです。このBRUNOのホットプレートにはたこ焼きプレートが付いており、2〜3人で食べるには丁度いい大きさです。別売のセラミック鍋も「鍋パー」に丁度よく、料理苦手娘のために、友人が材料を揃え、鍋スープを提げて、鍋を作りに来てくれたとよく話していました。主婦にとっても、鍋料理は簡単で栄養バランスも良く、なんなら冷蔵庫整理も出来る一石二鳥の料理。
料理苦手娘にとっては、このホットプレートは必需品なのです。
あなたの必需品は何ですか?
それぞれの家庭によって必需品は違ってきますよね。我が家は土鍋を手放し、取っ手のとれるティファールの深型フライパンを土鍋替わりに使っています。
皆んなが使ってるから、皆んなが良いって言うモノが、必ずしも自分にいいモノとは限りません。洗面所用の収納棚だって、キッチンで使ってもいいし、フライパンが土鍋替わりに使えるし、その用途はそれだけにしか使えないわけじゃない。もっと色々な視点からモノを見ると、これって我が家には無くてもいいよねって、手放せたり、これこそが、我が家にとって必需品って見えてくる気がします。
次回は、コンロ下収納を紹介します。
整理収納アドバイザー 寺岡麻帆